スマホゲームをPCで配信したくなり、色々と試したメモ。
キャプボやHDMI接続など特殊なデバイスは使わず、USBケーブルのみのソフト面でやることを目指す。
「接続」機能
Windwos10に標準搭載の機能。ただしMiracast対応端末である必要があり、うちはダメ。
scrcpy&sndcpy
機能的には一番良いが、UIは無骨で、若干PC知識がいるかも。
Githubで公開されているOSS。
・scrcpy
・sndcpy
3Dゲームでキャラが大量表示されるなどしてスマホ側に負荷がかかると、音声が切断されてしまうことがあった。映像もたまに(ミリシタをやり続けて数時間に1回)切断されることがある。負荷をかけすぎないように注意が必要。
たまに処理落ちでズレても自動で早送りになり、すぐに追いついてくれる。音声と映像を独立した手段で送るため、環境によっては若干ズレるかもしれない。うちの環境では音ゲーでも気にならないごく微小のズレだった。
解説記事だと、scrcpy(映像伝達)にsndcpy(音声)が内包されていて勝手に動くという記述もあったのだが、最新版(1.24)では独立したのか、特に内包されていなかった。同じフォルダに入れて、それぞれの実行ファイルを立ち上げることで対応している。
音声の切断時、しばしばゾンビプロセス化してしまうのは難点か。とはいえリソース消費は皆無なので放置して良いと思う。そのうちOS再起動で消えるし、タスクマネージャーから手動で消しても良い。
PC側の映像ウィンドウサイズをドラッグで変えるだけで伝送サイズを適切に変えて、PC負荷も下げてくれるのはありがたい。設定画面をいじらなくても良い。細く設定したい場合はCUIを使う必要がある。
ただし音の伝送はAndroid10以上にのみ対応。Githubには9向けのフォークもあったので、そのうち採用される可能性もあるかも。将来的にはソフトを統合したいとのこと。
試したスマホは11だったため、他ソフトで9以下がどうなのかは未検証。試していないが無線での映像/音声伝達も出来るらしい。
ApowerMirror
・ApowerMirror
品質は良さそう。ただし無料では10分間の連続使用制限付き。
有料版を試していないため、長時間使用時に問題が発生するかどうかは不明。
サイトによっては、3分間の連続録画制限があるくらいで、無料でも普通に使えるかのように書いてあったが、仕様が変わったのだろうか? 10分ごとに画面が切れてもいいなら、ロゴも小さく気になりにくいので実用は可能。
スマホゲームをメインに配信するわけでもない私には、製品版7000円は高く感じた。
LetsView
・LetsView
無料で特に機能制限なく使えるっぽい? 少なくとも単純な画面共有に時間制限はないようだ。
有線接続に対応していないのが痛い。WiFi経由のみなため、画質が悪く、動きの激しい画面ではしばしばカクついて音も途切れたりする。
なおPCからスマホを操作することは出来ない。他は出来る。
各ソフトの条件を厳密に添えることが難しいため何とも言えないが、PC負荷が結構高めかも? しばしば処理落ちし、処理落ちしたところをコマ落ちさせて追いつくようにしないため、長時間続けるほど実画面とのズレが大きくなっていく。
Vysor
・Vysor
映像を映したいだけなら悪くはない。
無料版では音が出ない。画質も設定を最大にしてもあまり良くない。映像を有線伝達出来るからか、LetsViewよりはちょっとマシで安定しているかな、といった感じ。音ゲーで音が出ないのは辛いのでボツ。音だけライン入力で取るならこれでもありだと思う。
その他
・Reflector3
無料版は7日制限なので試さなかった。有線非対応。
・MirrorGO
私の環境では動作しなかった。他にも類似ソフトがあるため詳しい原因調査はしていない。開発中止とあるので、新しい端末では動かない?
・Mobizen
以前は対応していたらしいが、ミラーリング機能は提供終了していた。
・TeamViewer
低画質だしラグが大きくて向いてない。
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